

これらは、その作品の一部です。
その甲斐あってか、わが社の外国人船員の災害疾病の統計調査での災害発生率は減少し、平成五年度は当社日本人船員とほぼ同じ発生率となったことを、喜ばしく思っています。
しかしながら、疾病の発生率は相変わらず高く、当社日本人船員の数倍の発生率となっています。
この月間を機会に、船内などにおける外国人船員に対する安全衛生教育の一層の推進をお願いしています。
ところで、日本人船員の高齢化に伴い、定期的に船員保険成人病予防健診を受けてもらうために、下船のたびに利用を勧めておりますが、まだまだ受診率が低いのが現状です。
成人病というものは発病してもすぐに症状が現れることが少なく、また慢性化しやすいので、病気の発生に気付いたときには手遅れになることが多いものです。
そんな悲劇を防ぐためにも健康診断を定期的に受け、早期発見をすることが重要です。
この月間を機会に、年に一度は成人病健診を積極的に受けるよう、また、奥さんも受診できるようになったことを船員の皆さんにお知らせしていく予定です。
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